ステムセル研究所への転職は難しい？事業内容や年収、出世などについて解説

赤ちゃんのへその緒や母親の胎盤に含まれる血液である「さい帯血」の分離・保管を行う、「細胞バンク事業」を展開しているステムセル研究所。民間さい帯血バンクとして1999年に設立された、さい帯血バンクや細胞バンクを運営している企業です。同年のサービス開始以降、およそ58,069件に及ぶさい帯血を保管してきました。

そんなステムセル研究所は、2021年に新たなサービスである「さい帯保管サービス」を開始するなど、事業規模を拡大しています。製造部門や品質管理部門、総務など中途採用を募集している職種も幅広く、転職先としても注目の高まっている企業です。そこで、この記事ではステムセル研究所への転職を検討している人に向けて、ステムセル研究所の事業内容や年収、面接内容などを分かりやすく解説します。

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この記事でわかること

• ステムセル研究所の企業概要
• ステムセル研究所の転職ポイント
• ステムセル研究所の社風や企業文化

ステムセル研究所に転職するポイント

ステムセル研究所の特徴

ステムセル研究所へ転職するポイント

ステムセル研究所の企業概要

会社名	株式会社ステムセル研究所
本社所在地	東京都港区新橋五丁目22番10号
社長	清水 崇文
設立	1999年
株式	東証マザーズ
株主構成	トリムメディカルホールディングス　（72.57%） 日本カストディ銀行(信託口)　（2.85%） 日本マスタートラスト信託銀行(信託口)　（1.67%）

ステムセル研究所の売上

ステムセル研究所の売上推移

事業年度	2018年	2019年	2020年
売上高	1,149百万円	1,676百万円	1,409百万円
経常利益	216百万円	382百万円	92百万円

ステムセル研究所の最新ニュース

ステムセル研究所の事業内容

ステムセル研究所の主力事業は、へその緒に含まれる血液である「さい帯血」の保管事業です。赤ちゃんと母親をつないでいるさい帯に含まれるさい帯血を保管しておくことで、将来自閉症や脳性麻痺などを罹患した際の再生医療に活用することができます。2021年には新規事業である、さい帯の保管サービスも開始しました。東京大学や大阪大学、大阪市立大学、慶応大学などと共同研究を行い、産学共同で再生医療の推進に取り組んでいます。

日本国内における「さい帯血バンク」は、公的なものと民間のものの2種類があります。ただ、求められる高い専門性から参入障壁が比較的高い分野ということもあり、競合となる国内の民間さい帯バンクはステムセル研究所の他に1社のみです。ステムセル研究所は国内シェアで9割以上を獲得しています。再生医療に対する社会的関心が高まるとともに、事業規模のさらなる拡大が見込まれています。

ステムセル研究所の募集要項

製造部門

さい帯血中に含まれる幹細胞の分離作業や、細胞の冷凍事前処理など、さい帯血保管を行うのに必要な各プロセスを担当します。細胞処理センターの環境管理や機器、資材、試薬の管理なども行うことがある、多彩な経験の積める職種です。

品質管理部門

ステムセル研究所の品質管理部門に所属し、フローサイトメーターを用いた細胞の解析や評価、幹細胞の増殖能試験などを行います。また、無菌検査や感染症検査、血液検査など、各種検査業務を実行します。

ステムセル研究所の転職難易度

ステムセル研究所の転職難易度は低めです。ステムセル研究所では、バイオ系の専門職とバックオフィス系の主に2職種で中途採用を募集しています。専門職ポジションでは、主に細胞培養などの実験スキルが必要です。試薬の管理や細胞の解析などが求められることも多く、バイオ系の専門知識を持っている場合は採用が有利になる可能性があります。

一方で、そのような専門的なスキルがなくても応募できるバックオフィス系の職種の求人もあります。経理や総務など、将来的にステムセル研究所の中心となってリーダーシップを発揮することが期待される職種での求人も少なくありません。いずれにしても、徹底した面接対策を行うとともに、ステムセル研究所の事業内容などに対する理解を深めておくことが重要です。

ステムセル研究所が転職者に求める人物像

ステムセル研究所が転職者に求める人物像は、「明るく挑戦意欲があること」「将来的に管理職として働くことを目指せること」の2点です。ステムセル研究所の行っているさい帯血保管事業を行っている民間企業はステムセル研究所を含めて全国に2社しかありません。事業の特性上、先例のないことに取り組むことも多いため、積極的にチャレンジしていく姿勢が必要です。

また、ステムセル研究所は現在急速に成長している段階にあります。新規事業なども積極的に立ち上げており、これらのプロジェクトでリーダー的ポジションとなることのできる人材を積極的に募集中です。将来的に管理職を目指すことも視野に入れた、リーダーシップのある人物が重宝されます。

ステムセル研究所の転職までの流れ

ステムセル研究所の選考フロー

エントリー・書類選考

一次～二次面接

想定選考官：チームの社員・人事
想定内容：1次面接の想定面接官は、配属予定先のチームの社員や人事です。部門長が面接を担当することもあります。内容はオーソドックスなものが多く、志望動機や転職理由などが中心です

最終面接

想定選考官：役員・代表
想定内容：最終面接の想定面接官は、役員や代表です。これまでの選考の内容を踏まえ、再生医療に対する想いやステムセル研究所で何をしたいかなど、さらに踏み込んだ質問が多くなります。

内定

ステムセル研究所の面接形式

ステムセル研究所の面接回数は2回です。1回あたりの面接にかかる時間は45分ほどで、標準的な長さと言えます。選考期間は2週間ほどとなることが多く、ややスピーディーな選考が行われているようです。面接形式は1対1となっています。

ステムセル研究所の面接内容

ステムセル研究所の面接では、志望動機や転職理由といったオーソドックスな内容はもちろん、「再生医療に対する想いを教えて下さい」などと、ステムセル研究所に対する熱意を測るような質問が多く聞かれます。また、「当社が展開しているさい帯血事業について、知っていることを教えて下さい」など、事業内容に対する理解をストレートに聞いてくるような質問も多いです。面接前にさい帯血バンクのことなどについて一通りおさらいし、ステムセル研究所に対する理解を深めておきましょう。

出産を控えた妊婦と対面する機会も多いため、顧客折衝の求められる職種ではコミュニケーション能力も重視されます。一つ一つの質問に丁寧に答え、再生医療の現場においても頼りがいのある、信頼できる人物だということをアピールしていきましょう。

ステムセル研究所の選考対策・口コミ

ステムセル研究所で働いている方の評判・口コミ

ステムセル研究所の年収・給与

年収	493万円
ボーナスの有無	年2回
昇給制度	年1回
残業手当	有り
固定残業手当	記載なし
通勤手当	有り
住宅手当	記載なし
福利厚生	各種社会保険制度完備、通勤交通費、輸送手当、役職手当、退職金など

ステムセル研究所での転職者の出世難易度

ステムセル研究所での転職者の出世難易度は中程度です。ステムセル研究所の評価は年に1回行われます。出世を目指す上では、ここで高評価を獲得することが重要です。評価制度はかなり整っているようで、公平感のある評価がなされています。

年功序列というよりは実力主義の風土が強く、実際に実績を上げた社員は若くして管理職など責任のあるポジションを任されることも多いです。中途採用と新卒採用の間で出世に差があるということもありません。社員それぞれの努力が素直に出世に反映されることを意識し、コツコツと実績を積み重ねていくことがポイントです。

ステムセル研究所はどんな人が働いている?

ステムセル研究所の従業員数

80人

ステムセル研究所の平均年齢

36.2歳

ステムセル研究所の平均勤続年数

4.5年

ステムセル研究所の社風

ステムセル研究所では、社員同士の距離が近く、和気あいあいとした風土があることが特徴です。設立から20年近くが経過しており、決して設立からの年数が浅い企業というわけではありませんが、良い意味でベンチャー企業のような仲の良さがあります。人間関係もフラットで、役職に関係なく相談をしたり、交流を持ったりする機会が多いです。

また、会社に将来性を感じている社員が多く、会社全体としての士気が高いのも特徴と言えます。再生医療についての社会的関心は徐々に高まりつつありますが、へその緒に含まれる血液を保存するさい帯血についての認知度はまだまだ高くありません。社員一人ひとりの努力が会社の業績を大きく左右するからこそ、やりがいを持って働くことのできている社員が多いようです。

ステムセル研究所のワークライフバランス

副業可否	記載なし
勤務時間	9:00〜17:30(本社例　職種によってシフト制あり)
休日	完全週休2日制
その他の休日・休暇	有給休暇、慶弔休暇、特別休暇、産休育休など
平均残業時間	10〜20時間（月）
フレックス制度	なし
リモートワーク	なし
産休・育休制度	有り
時短勤務	有り

ステムセル研究所の社長

清水崇文

1973年生まれ。1998年、日本トリム入社。2006年より、PT.Super Wahana Tehno(インドネシア)副社長。2010年より日本トリム経営企画部長。2013年、ステムセル研究所の執行役員海外及び経営企画担当。2013年、ステムセル研究所の取締役へ就任。2016年より代表取締役社長。

ステムセル研究所現職、OB/OGの有名人

乃一進介

1971年生まれ。ステムセル研究所の取締役管理本部長。1990年、日本トリムへ入社。2010年、同社の総務部次長。2012年、経営企画部次長。2013年より経営企画部副部長などを歴任した後、2016年、ステムセル研究所の取締役総務部長。2017年、ステムセル研究所の取締役管理本部長。

山田智男

1944年生まれ。ステムセル研究所の取締役。1968年、三菱商事へ入社。1998年、同社の燃料第二本部長参与。1999年、同社中国支社長。2004年に三菱商事を退社後、豊国工業の常務取締役へ就任。2015年、ステムセル研究所の取締役。2019年より社外取締役。

ステムセル研究所の転職に関わるQ&A

ステムセル研究所へ転職する方法

まずは公式採用HPで概要をチェック

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公式サイトでは現在募集されている職種や条件がざっくりと記載されているため、「まずは求人の状況を簡単に知りたい」という人はチェックしておきましょう。

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