2021/12/17 コラム
ビズリーチのスカウトから面談を受けるまでの流れについて解説!
ビズリーチは、国内最大級のハイクラス向けの転職サイトです。
登録されている3分の1以上の求人が年収1000万以上を提示しており、エリート人材が利用する場となっています。
このビズリーチでうまく転職活動を進めるにあたり、重要になってくるのが「スカウト機能」で、中には面談を確約している内容のものも。
今回は、ビズリーチのスカウト機能について、使い方や注意点をじっくり解説していきます。
ビズリーチのスカウトには、面談確約のものもある
ビズリーチのスカウト機能は、企業やヘッドハンターと呼ばれる転職エージェントが、求職者へ直接オファーをするというもの。
このスカウトには種類が2つあり「スカウト」と「プラチナスカウト」に分けられます。
特に「プラチナスカウト」は、受け取った時点で面談が確約されており、面談確約スカウトと呼ばれることもあります。
受け取った時点で、企業やヘッドハンターとの面談が確約されており中には「社長面談」や「役員面談」が確約されているものもあるんです。
注意:面談確約であって、面接をする訳ではない。
この面談確約スカウト、あくまで「面談」が確約されており、面接や内定が確約されているわけではありません。
面談と面接、似たような2つですが、どのような違いがあるのかを解説していきます。
面談と面接の違い=選考があるかないか
この2つの言葉の大きな違いは、その内容が合否に関わるかどうかです。
面接とは「選考が行われる場」であるため、結果として合否があります。
それに対して、面談とは「情報交換が行われる場」なので、選考や合否には直接関係はありません。
次の表に、2つの言葉の違いをざっくりとまとめてみました。
面談 | 面接 | |
目的 | 情報交換
企業目線からすると、応募者の意向を上げる |
会社の風土にマッチした人材かどうかの確認 |
応募意思 | 問われない | 問われる |
コミュニケーション | 対等 | 企業主導 |
面談は、企業と応募者が対等な立場でコミュニケーションをとるものです。
企業としては、気軽に来社してもらい「自社のことを知って欲しい」「転職意欲をさらに高めてもらいたい」と考えています。
最近では、電話面談やオンライン面談なども増えているので、ちょっとした時間でも情報収集や関係を深めることができるようになっているようです。
面接ではなく、面談であることによるメリット3つ
面談と面接の違いについて解説しました。
ただ、ここで気になるのが「面談よりも面接の方がいいんじゃない?」ということ。
選考に直結するので、面接をした方がいいのではないかと思いますよね。
実は、このプラチナスカウトによるオファーが面談であることには3つのメリットがあるんです。
メリット1. 対等な立場で気軽に話が出来るので質問をしやすい
面談は面接とは違い、対等な立場で話し合いが出来るので、気軽に話をすることができます。
かしこまった場では緊張して聞きづらいことも思いきって聞ける、なんてこともしばしば。
とはいえ、面談でも企業側の人はその後の選考について、多少なりとも意識はしている可能性が高いです。
今後その企業の選考に進む予定がある場合や、進みたいと考えているのであれば、フランクになりすぎないようにしましょう。
メリット2. 企業の雰囲気を知ることができる
面談では、企業の雰囲気を知ることができるのも大きなメリットです。
企業についての情報は、ネットや人の話でしかほとんど得ることができず、そこで働くことのイメージが湧きづらいことが多くあります。
しかし、面談で直接足を運ぶことができるのは、社内の雰囲気などを肌で感じることが出来るチャンスです。
仕事内容以外の部分は現場でしかわかりづらいので、面談を通じて知ることができるのはありがたいですね。
メリット3. 事前に希望や条件などを擦り合わせることができる
転職サイトや企業の採用ページの条件や内容が、入社してみたら思っていたのと違った、なんて話をちらほら聞きます。
面談では、お互いイメージ違いが起こらないようにすり合わせをすることもできるのがポイント。
面接の場だと、そのような内容の質問をしづらい空気なので、面談は条件面や希望の擦り合わせをする良い機会になるでしょう。
面談は採用担当がするとは限らないので、思い切った質問をしてみるのもいいかもしれません。
ビズリーチのプラチナスカウトを受け取ってからの流れ
ここからは、プラチナスカウトを受け取り、面談が確約されている場合の流れについてお伝えしていきます。
プラチナスカウトをヘッドハンターから受け取る場合と、企業から受け取る場合では、流れが少し違うので、別々に解説していきます。
ヘッドハンターからの面談確約スカウトの場合
ビズリーチには、ヘッドハンターと呼ばれる転職のサポートをしてくれる人たちが在籍しています。
彼らから届くプラチナスカウトは、ヘッドハンターとの面談が確約されているものであり、企業との面談は確約されていません。
ヘッドハンターからプラチナスカウトを受け取った後の流れは下記の通りです。
ヘッドハンターからプラチナスカウトを受け取った場合 |
①プラチナスカウトを受け取る |
②ヘッドハンターと面談 |
③求人紹介 |
④企業へ応募・面接 |
⑤役員や社長と面談 |
⑥面接 |
⑦内定 |
ヘッドハンターとの面談は、職務経歴や長所、転職後の展望について話し合います。
その後、条件に合う求人を紹介され、気に入ればそのまま応募、選考へ進むという流れになります。
ただ、ヘッドハンターによって手腕にかなり差があるので、良いヘッドハンターに必ず当たるとは限りません。
とはいえ、面談確約スカウトは誰もが多くもらえるものではないので、受け取ったら必ず返信はするようにしましょう。
ヘッドハンターとの面談で全てを伝える
ヘッドハンターとの面談では、言いづらい弱みや退職理由、職歴や条件面の希望などを伝えておくといいです。
事前に伝えておくことで、ヘッドハンター側も準備をすることが出来るので、あとでトラブルになりづらくなります。
また、ビズリーチ自体がハイクラス向け転職サイトなので、ヘッドハンターのレベルも総合的に見ると高く、ヒアリングも上手です。
自分が気づいていなかったニーズや強みが新たに知ることができる良い機会になるかもしれないので、面談は積極的に受けましょう。
企業からの面談確約スカウトの場合
企業からの面談確約スカウトを受けとった場合は、企業との面談が確約されています。
また、場合によっては、役員や社長との面談が確約されているものもあります。
企業からプラチナスカウトを受け取った後の流れは下記の通りです。
企業からプラチナスカウトを受け取った場合 |
①プラチナスカウトを受け取る |
②企業と面談 |
③役員や社長と面談 |
④面接 |
⑤内定 |
企業面談が確約されているものは、プラチナスカウトを受け取ってから内定までが非常にスピーディに進みます。
特に、役員や社長面談が確定しているプラチナスカウトでは、うまくいけば「初回の面談で内定をもらえる」なんてことも。
まずはしっかり内容を確認しよう
しかし、企業からのプラチナスカウトは条件がいいからといって、とりあえず受け取ったら面談してもらうのは、少し危険です。
ビズリーチに求人を載せている企業には、トラブルが起こるような企業はほぼありません。
というのも、ビズリーチでは企業側も審査に通らないと求人を登録できないため、安全な企業であることが保証されています。
ただ、もらっているスカウトが希望職種に合っているのか、条件面にズレはないかは確認するべきです。
プラチナスカウトの仕組み
企業やヘッドハンターは、気になる求職者に対してスカウトとプラチナスカウトを送ります。
通常のスカウトは送信制限がなく、費用もかからないので、多くの人に送られることもしばしば。
それに対して、プラチナスカウトは企業側に送信制限があり、なおかつ費用も発生します。
1通あたり約2,000円ものコストが発生するので、企業側も送る相手は厳選しているので、かなり本気度が高いです。
プラチナスカウトを効率的にもらうコツ
では、プラチナスカウトを効率的にもらうにはどのようにすれば良いのでしょうか。
送る側がプラチナスカウトを送るかどうか決める時、主に見ているところは「職務経歴書」です。
企業からすれば、職務経歴書の内容から判断するしかないため、ここが1番の勝負ポイントになります。
職務経歴書に記載する項目は、下記の通り。
- 1. 基本情報
- 2. 職務要約・所有スキル
- 3. 職務経歴
- 4. 学歴
- 5. 表象
- 6. 語学力・海外経験
- 7. 資格
- 8. 特記事項
全ての項目を埋めるのは当然のこと、自分はどういった職務をしてきて、また、どのようなスキルがあるのか、具体的に記載すると良いです。
また、最後の特記事項(フリースペース)にどれだけ自己アピールをすることが出来るかも重要なため、記載できることがあれば必ず記載してください。
後から何度でも編集ができるため、くり返し書き直しをして、より良い内容にしていきましょう。
面談確約のスカウトをもらっても、面談ができないことがある
面談が確約される、プラチナスカウトを受け取ったとしても、実は100%面談を行ってもらえるわけではありません。
面談確約スカウトを受け取れば、基本的には面談は保証されていますが、実は、例外もあり、面談が破棄されてしまうケースもあります。
面談破棄になってしまうケースは次の3つ。
- 1. 募集が打ち切りになってしまった
- 2. 先方とのやりとりに問題がある
- 3. 職務経歴書の内容と事実に大きな相違がある
これらに当てはまると、面談確約のスカウトをもらっていても、面談を行ってもらえなくなります。
特に、2と3に関しては、印象にも関わってくるので、気をつけてください。
よくあるQ&A
Q.服装はどのようなものが最適?
A.ケースバイケース。目的に合わせるといいでしょう。
服装は自由であるため、リラックスして話せることを重視するのであれば、着慣れた私服が良いでしょう。
一方で、企業との面接対策も兼ねて身嗜みのアドバイスを受けたいという人は、スーツなどでも良いでしょう。
身嗜みに対してのアドバイスは、どこをどのようにすれば採用担当者からの印象が良くなるのかを具体的に聞きましょう。
Q.面談が終わってからもヘッドハンターに相談してもいいの?
A.相談しても問題ありません。
ヘッドハンターを通じて内定が決まれば、その後の細かい条件交渉などもしてもらえるため、非常に頼りになる存在です。
さらに、自分では言いづらい給与の交渉や、勤務開始日についてなどの打ち合わせを、ヘッドハンターが変わりに行ってくれたり、現職の退職に関する交渉のアドバイスを行ってくれるため、退職困難になってしまう心配もないでしょう。
まとめ
今回は、ビズリーチの面談について解説しました。
プラチナスカウトという、面談確約のスカウトをもらった際は、少しでも興味があれば、有効的に活用してみましょう。
また、ヘッドハンターからの面談確約スカウトに関しては、内定をもらえるかもしれないと言う部分に加え、アドバイスがもらえるなど、様々な場面で頼りになるはずなので、積極的に面談してもらいしょう。
ただし、興味がある、ないに関わらず、プラチナスカウトに対して雑な対応をしてしまうと、せっかくの機会を失ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
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