新生銀行への転職って難しい？口コミや面接突破のポイントなどを解説

▼下記は、新生銀行に転職する人の主なキャリアステップを示した図です。

・転職元：どこから新生銀行に転職してくるのか
・転職先：新生銀行からどこへ転職するのか

一般的な傾向を把握し、「将来なりたい自分を目指せるキャリアプラン」を描きましょう。

• 前職

  UBSなどの外資銀行
  みずほ銀行などメガバンク
  地方銀行

• 株式会社新生銀行に転職
• 次の転職先

  あおぞら銀行、ゆうちょ銀行、東京スター銀行などの大手金融機関

新生銀行の主な転職元・転職先

新生銀行は、クレジットカードや投資信託など、多くの金融商品を展開している普通銀行です。
クレジットカード会社である株式会社アプラスや、消費者金融の新生パーソナルローン株式会社などを傘下に持ち、全国におよそ58,200台の提携ATMを展開、2021年にはマネックス証券株式会社との連携を開始するなど、市場での競争力を強化しています。
銀行は堅実なイメージがあるため、転職先としても比較的人気の高い業界です。
今回は、新生銀行への転職を検討している人に向けて、中途採用の際に行われる面接の質問内容や傾向、社員の口コミなどを解説します。

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この記事でわかること

• 新生銀行の企業概要
• 新生銀行の転職ポイント
• 新生銀行の社風や企業文化

新生銀行に転職するポイント

新生銀行の特徴

新生銀行へ転職するポイント

新生銀行の企業概要

会社名	株式会社新生銀行
本社所在地	東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビル
社長	工藤 英之
設立	1952年12月
株式	上場（東証1部）
株主構成	SBIホールディングス株式会社（19.85%） 預金保険機構（12.50%） 株式会社整理回収機構（9.28%）

新生銀行の売上

新生銀行の売上推移

事業年度	2018年	2019年	2020年
連結経常収益	372,243百万円	399,503百万円	374,247百万円
連結経常利益	55,397百万円	51,036百万円	44,398百万円

新生銀行の最新ニュース

新生銀行の事業内容

新生銀行は、クレジットカードや投資信託といった金融商品を幅広く展開している金融機関です。
社会の満たされていないニーズを発掘し、それに応えることでステークホルダーとの「金融リ・デザイン」を実現することを目指し、事業推進を図っています。
新生銀行の主な事業としては、下記の2事業を主軸として運営しています。

個人向け事業

主に個人向けの総合口座の提供を行っている事業です。
円預金や外資預金、投資信託などの取引が可能であり、利用頻度などに応じてランクが付けられる仕組みになっています。
「新生ゴールド」以上に該当すれば24時間365日、コンビニのATMなどが手数料なしで利用できるという強みがあります。
そのほかにも、保証料や繰上げ返済手数料が0円となっている住宅ローンやコンシューマーファイナンス業務など、ほかの銀行にはないユニークな金融商品を提供していることも新生銀行の特徴の一つです。
さらには、投資信託や個人向けのローン商品、クレジットカードの提供なども注力するなど、幅広く手掛けている事業です。

法人向け事業

主に法人に向けて資金の調達サービスなどを行っている事業です。
ほかの銀行でも提供されているような一般的なローン商品をはじめ、まとまった資金を一度に調達できることが特徴のシンジケートローンなど、独自のサービスを展開しています。
そのほかにも、多種多様な法人の資金調達ニーズに応えるためノンリコースローン、買収ファイナンス、船舶ファイナンスなど、数多くの金融商品を提供しています。
また、企業の経営に対するアドバイスの提案や事業承継、第二創業などを支援したりする再生ファイナンスなども行っている事業です。

新生銀行の募集要項

営業職

富裕層向けリレーションシップマネージャーとして活躍できるポジションです。
具体的には、さまざまな顧客のニーズに合わせた金融商品の提供を行います。
また、顧客から預かっている資産を顧客の意向と調整しながら、効果的に運用していくことを目指します。
ファイナンシャル部門のスペシャリストとして、マネジメント業務へとステップアップしていくことも可能な職種です。

エンジニア職

銀行の業務で使用するサービスの新規構築に向けて、クラウドサービスの開発設計や障害テストなどを行うポジションです。
また、クラウド全体の運営に携わるとともに、サービスが上手く機能しているか、CPUやメモリなどのリソースが適切に分配されているかなどの確認も行います。
原則自宅勤務となるため、効率的に仕事をすることが可能です。

新生銀行の転職難易度

新生銀行の転職難易度は比較的高いです。
新生銀行の中途採用枠は時期によって大きく異なりますが、ポストに空きが出るまで基本的に募集されることはありません。
中途採用によるキャリア募集をされたとしても、募集枠は2〜3人であることが多く、競争率が高くなることが予想されます。
また、募集要項に記載されている必須条件は、どの業界からの転職も目指せるような簡単なものではなく、即戦力として活躍するために必要不可欠な実務スキルが求められています。
新生銀行への転職を目指すなら、簡単ではないことをあらかじめ理解しておくことが肝心です。

新生銀行が転職者に求める人物像

新生銀行では現在、先の見えない不透明な世界の状況を”VUCA”と位置づけ、30年や50年先でも経営が安定した銀行になることを目標としています。
公式サイト上の社長メッセージでも「サステナビリティ」が非常に重要視しているため、数十年先の未来でも安定した経営を続けることのできる堅実で柔軟な発想ができる人物であることが重要です。
また、企業として多様性の強化にも力を入れています。
多様な価値観を認め、ともに新しいアイディアを作っていけるような人物像が求められています。

新生銀行の転職までの流れ

新生銀行の選考フロー

エントリー・書類選考

一次～二次面接

想定選考官：人事担当・部長
想定内容：志望動機や前職までの経験など、オーソドックスな質問をされます。

最終面接

想定選考官：役員
想定内容：これまでの質問に加え、仕事に関する質問をされます。

内定

新生銀行の面接形式

面接は応募者が1人なのに対し、面接官が複数人で行われるのがほとんどです。
面接回数は基本的に2回ですが、職種によって異なる場合があります。
1回あたりの時間は30分～1時間程度です。

新生銀行の面接内容

新生銀行の面接は、志望動機や前職までの経験など、オーソドックスな質問から進みます。
それ以外にも、「入社してどのような能力を身に付けたいか」や「新生銀行でどのような人材になりたいか」など、仕事に関する質問を多くされます。
これといった変わった質問をされることはほぼありませんが、人柄やスキル、経験などをバランス良く判断するような質問をされる傾向があり、受け答えを細かくチェックしているため、事前に回答を考えておきましょう。
緊張せずにいつも通りの力が発揮できるかどうかが肝心です。

新生銀行で働いている方の評判・口コミ

新生銀行の年収・給与

年収	774万円
ボーナスの有無	年1回
昇給制度	年1回
残業手当	有り
固定残業手当	有り（職種による）
通勤手当	有り（今後廃止予定）
住宅手当	有り
福利厚生	昼食費補助、退職金制度、業務研修制度、資格取得支援など

新生銀行での転職者の出世難易度

新生銀行の出世難易度は中程度です。
新生銀行では、入社段階で決定するキャリアプランに基づいた出世となることが多い傾向があります。
最近は以前の年功序列制度から実力主義の評価制度に転換しつつあるため、前職でのキャリアなどを積極的にアピールすることで、ほかの社員より一歩先を行くことも可能です。
また、転職者が社員全体の3分の1程度在籍しているため、新卒社員と中途入社の社員で出世スピードが異なるということもありません。
実力を身に付け、結果を着実にアピールしていくことが出世への近道です。

役職ごとの平均年収

弊社独自調査結果

20代後半	なし	800万円
30代前半	なし	900万円
30代中盤	なし	900万円
30代後半	なし	900万円
40代前半	シニアマネージャー	1,400万円
40代後半	なし	1,000万円
50代前半	部長	1,400万円

新生銀行はどんな人が働いている?

新生銀行の従業員数

2,245名（単独）
5,605名（連結）

新生銀行の平均年齢

42.1歳

新生銀行の平均勤続年数

11.0年

新生銀行の社風

新生銀行は、以前「日本長期信用銀行」という名前でしたが2000年に改組され、現在の新生銀行は、改組前社員、新生銀行後の新卒社員、金融機関からの転職者がそれぞれ3分の1ずつとなっており、それらの雰囲気が混ざり合った風土が新生銀行の特徴となっています。
その結果、多様なバックグラウンドを持った社員が集まっているため、自然と社員一人一人が尊重されるという雰囲気があります。
また、手を挙げれば大きな仕事でも任せてもらえる環境もあり、仕事に打ち込みたいという人は徹底的に仕事に打ち込むことが可能です。
在宅勤務が多く、ワークライフバランスを大切にしている企業といえるでしょう。

新生銀行のワークライフバランス

副業可否	可能
勤務時間	8:50～17:10
休日	土日祝日（完全週休二日制）
その他の休日・休暇	年末年始、連続休暇、健康休暇、慶弔休暇など
平均残業時間	月18.3時間
フレックス制度	有り
リモートワーク	有り
産休・育休制度	有り
時短勤務	有り

新生銀行の社長

工藤 英之

1963年生まれ、大阪府出身。
東京大学法学部卒業後、株式会社第一勧業銀行（現・株式会社みずほ銀行）に入行。
2001年に投資銀行部門アドバイザリー第2部部長に就任。
2006年にMID都市開発株式会社に勤務し、代表取締役社長に就任。
4年後、株式会社新生銀行の常務執行役員法人に就任。
その後も、本部長や部門長を歴任し、2015年より代表取締役社長を務めている。

新生銀行現職、OB/OGの有名人

平沢 晃

1963年生まれ。
1987年に株式会社日本長期信用銀行（現・株式会社新生銀行）に入行。
およそ20年間にわたる実務経験を経て、2008年にポートフォリオ・リスク統括部長に就任。
その後も、執行役員や総合企画部長、人事部長、コーポレートサービス統括などを歴任。2021年より、専務執行役員業務管理担当を務めている。

新生銀行の転職に関わるQ&A

新生銀行へ転職する方法

まずは公式採用HPで概要をチェック

新生銀行の公式HPにある採用情報ページからエントリーできます。
求人情報以外にも、ピックアップ特集や選考プロセス、よくある質問などが掲載されており、企業研究に役立てられます。
ただし、2021年8月現在、公式HPでの中途採用によるキャリア募集は行われていません。
今すぐ新生銀行への転職をしたい場合や、できるだけ時間をかけずに転職したい場合は、転職サイトの活用がおすすめです。

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