コラム

50代での転職はムリ?成功するためのポイント4つを解説します。

「50代で転職なんて無理なのかな…」
「50代から転職すると年収が下がるかも…」

あなたは今、そんなふうに考えていませんか?

50代からの転職は、確かにハードルが高いです。しっかりと知識を持っていないと、

  • 転職にかなり時間がかかる
  • 転職先が決まらない

なんてことも多々あるので、正直50代からの転職は難しいというのが現状です。

しかし、転職の時に気をつけるべきポイントをしっかりと抑えていれば、転職活動を有利に素早く進めていくことが可能です!

何も知らずに転職をするのと、知識を持った上で転職するのは大きな違いです。

必要な知識を手に入れることで、あなたが希望する働き方へ一歩進むことができます。

そこで今回は、50代の方の転職が難しい3つの理由と、転職で成功を収めるための4つのポイントを解説します。

ぜひ参考にしてください。

50代での転職はなかなか厳しい…その理由3つ

それではまず、50代の方の転職が厳しい3つの理由を解説していきます。

理由1.50代の転職入職率は他の年代より低い

まず最初に、50代の方の転職入職率についてです。

転職入職率とは、仕事をしている人の中で、転職してきた人の割合のことを指します。

こちらのグラフをご覧ください。

(出典:厚生労働省

このグラフを見ると、50代男性の転職入職率は、20代男性の30%ほどとなっています。また、転職入職率は年齢を重ねるほどに小さくなっていく傾向にあります。

つまり、50代の方は20代と比べて3倍転職することが難しく、歳を追うごとに転職が難しくなってしまうということを表しています。

当然企業としても、同じ資格やスキルを持っていた場合なるべく若い転職者を採用しようとするのは当然のことです。

なぜなら、年齢が高くなるほど給料が高くなったり、会社で働く期間が短くなったりしてしまう可能性が高いから。

自分が今の会社で高い地位にいるからといって安心できない、と言えるかもしれません。

50代で転職を考えている方は、このデータをしっかりと抑えておきましょう。

理由2.転職期間は最低でも半年以上要する

期間によって、仕事をやめてから転職活動をするのか、仕事をしながら転職活動をするのか決める人もいるかもしれません。

次のグラフをご覧ください。

(出典:en japan

このグラフから、年齢を重ねるごとに転職にかかる時間が増えてきていることがわかります。

50代になると、3ヶ月以内に転職が決まることが非常に難しいということがわかります。なぜなら、

  • 年収が高い
  • 求められる経験やスキルが高い
  • 求職者が希望するポジションが高い

などの理由があげれられます。このような条件が重なり、企業が内定を出すのに慎重になってしまうのです。

また、転職するにしても、前職の引き継ぎが難航するケースなどもあるようです。このように、50代の転職活動は長丁場になる可能性が高いのです。

転職活動が長期化してしまうことも念頭に置きながら、転職計画を立てていくことが非常に重要だと言えますね。

理由3.転職した人の多くが年収減に

転職後の収入がどうなってしまうのか?というのは、多くの人が抱えている悩みだと思います。

以下の表をご覧ください。

厚生労働省の調査によると、50代の転職者の過半数が「年収は減少した」または「変化なし」と回答していることがわかりました。

やはり、50代の転職では転職者の収入が減少してしまうことが非常に多いんです。

また、60代になると50代よりさらに年収が下がってしまう可能性が高いので注意しましょう。

企業にとって50代の方に前職と同等以上の報酬を支払うことは難しいといえますね。

今の給料に満足いかないから転職を検討している人は、むしろ収入が下がってしまう可能性も十分になるので気を付けましょう。

50代で転職を成功させる4つのポイント

ここまでは、50代の転職が難しい理由についてお話ししてきました。

続いて、50代で転職を成功させる4つのポイントを、一つずつ解説していきます。

ポイント1.家族の理解を得る

当然ですが、転職にはリスクがつきものです。転職先がすぐに見つかるとは限りませんし、収入が減少してしまうかもしれません。

また、退職をしてから転職活動を始める場合、無収入の期間が必ず発生してしまします。そうなってしまう可能性を伝えずに転職活動を始めてしまうと、ご家族の協力が得られなくなってしまうかもしれません。

協力を得られないどころか家族の仲が悪くなってしまう可能性も。

なので、不要なストレスを抱えずに転職活動に打ち込むために、ご家族からの理解は必ず得るようにしましょう。

転職を決めた理由や、転職の条件などのしっかりと話し合っておくことが非常に重要です。

あなたが、今後どのような働き方で、どの程度報酬を得るつもりなのかしっかりと理解してもらいましょう。

ポイント2.転職先が決まるまで退職はしない

「転職したいから、とりあえず会社をやめよう」そう考えている人は、本当に危険です。

先ほど、50代で転職するのが難しい3つの理由でも申し上げたように、転職先が見つかるのにかなり時間がかかってしまうことにあります。

退職をして、収入がない状態で職を探すとなると、かなりのストレスがかかります。

すると、どんどん焦ってしまい不本意な内定先に就職を決めてしまうかもしれません。

そして、結果的にせっかく転職に成功したのに、また転職したいと考えてしまう人が本当に多いんです。

会社の筋のためにあなたの人生が破綻してしまったら、元も子もありません。

自分が望む条件の転職先は、半年〜1年程度見つからない可能性が高いと考えながら、計画的に転職活動に力を入れるようにしてください。

落ち着いて自分の希望する転職先を探していくためにも、転職先が決まる前の転職は避けましょう。

ポイント3.希望条件を絞る

「とりあえず管理職であれば良い」そんなふうに考えてはいませんか?

もちろん、どのような働き方をしたいかをイメージすることは非常に大切です。

しかし、あまりに抽象的な内容だと、なかなかあなたにマッチする企業が見つからないこともあります。

また、転職してみたら思っていた仕事と違い、やりがいを感じなくなってしまうかもしれません。

結果的に転職先に満足いかず、再び転職活動を始めることにつながってしまうかもしれません。

なので、自分の強みやどのようなことができるのか、どのような資格を持っているのかなどの自己分析から、具体的に希望条件を絞っておきましょう。

ポイント4.転職エージェントを利用する

  • どのような条件で働けるかわからない人
  • 自分がどの業界業種で求められているか知りたい人
  • 資格がなくても転職できるか不安な人

こんな人には、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは、完全無料で転職相談に乗ってくれたり、面接のセッティングから給与交渉まで、転職で必要なサポートしてくれたりします。

転職のプロたちがあなたの条件にあった転職先を探してくれたり、あなたの市場価値を教えたりしてくれるんです。

また、企業をよりよく見せるための広告とは異なり、本当の企業の情報を第三者の視点から、客観的に得ることができます。

いつでも不安なことや疑問を相談できるエージェントは、転職活動で心強い味方になってくれることでしょう。

ほかにも、転職エージェントは、志望動機書の書き方、面接対策、書類選考についてなど、企業の選考を突破するために必要なノウハウを数多く持っています。

なので、特に転職についてあまり知識のない人は、いくつかの転職エージェントに登録し、参考にしてみることをお勧めします。

ここからは、50代で転職したい方におすすめの転職エージェントをご紹介します。

とりあえず登録しよう!50代におすすめの転職エージェント3つ

まずは、とりあえず登録しておくべき50代におすすめの転職エージェントについて、メリットデメリットを交えながら、詳しく解説してきます。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、株式会社リクルートホールディングスが運営する転職エージェントです。その求人数は転職エージェントの中でもナンバーワン。

リクルートエージェントの最大の特徴は、その成功実績です。今までに37万人の成功実績があり、培われたノウハウがキャリアアドバイザーのサポート体制に活かされています。

さらに、非公開求人の数も業界トップクラス。なんと10万件もの非公開求人を保有しています。

また、業界も金融・コンサルタント・経営幹部・営業・企画・事務・ITエンジニアなど非常に多岐にわたります。

幅広い求人が数多く存在しているため、とりあえず業界をみてみるという意味でも、一旦登録しておくことをおすすめします。

メリット

  • 業界屈指の求人数
  • 豊富な非公開求人
  • 提出書類の添削や面接対策などの手厚いサポート

デメリット

  • エージェントによって、サポートの質に差がある

リクルートエージェント公式サイト

Dodaエージェント

「dodaエージェント」はパーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェント。

Dodaエージェントは「担当の質に差がない」と言われており、非常に安定したサポートを受けられるエージェントです。

首都圏のみならず、地方での求人にも強いので、こちらも業界を把握する上では登録することが必須だと言えるエージェントになります。

また、海外に拠点があるため、海外の求人にも対応しているところが特徴になります。海外への転職を考えている人は、登録をおすすめします。

メリット

  • 求人の幅が非常に広い
  • 定期的にメッセージをくれるなど、対応が丁寧
  • エージェントによってサポートの質に差がない

デメリット

  • 非公開求人は、職歴によっては紹介されにくい

doda公式サイト

マイナビ

マイナビエージェントは株式会社が運営する転職エージェント。

マイナビエージェントは、IT系の求人に力を入れており、IT関係に転職したい人におすすめです。

また、サポート体制が充実しているのはもちろん、「職種」「エリア」「キーワード」など、条件を絞り込みながら、求人を検索できる求人の探しやすさも特徴です。

ただし、求人数自体は他社と比べて少なめなため、いい求人を見つけていくために他のエージェントと併用することが大切です。

メリット

  • IT系に強い
  • 求人が探しやすい

デメリット

  • 求人が少なめ

マイナビ転職公式サイト

併用におすすめ!目的別におすすめの転職エージェント3つ

ここまでは、50代の転職希望者がまず登録すべき、定番の転職エージェントをご紹介しました。

ここからは、これまでのエージェントとの併用におすすめの、転職エージェントを目的別に3つご紹介したいと思います!

外資系に転職をしたいなら|エンワールド・ジャパン

エンワールドジャパンは、外資系企業やグローバル企業に特化した求人案件を保有する転職エージェントです。

最大の特徴はその年収。年収800万円以上の求人が10,000件あるのです。高年収を狙う50代転職希望者に非常におすすめなエージェントです。

サポート体制も非常に手厚く、優秀なエージェントが大変多いので的確なアドバイスや提案をしてくれます。

求人数が少ないことがデメリットとなっていますが、良質な求人が多いのでハイクラスの企業を狙う方には、非常におすすめのエージェントとなっています。

メリット

  • ハイクラス求人が多い
  • サポートが手厚い

デメリット

  • 求人数が少ない

エンワールド公式サイトはコチラ

キャリアに自信があるなら|キャリアカーバー

キャリアカーバーは、リクルートが運営するハイクラス人材向けのヘッドハンティングサービスです。

キャリアに自信のある人は、ヘッドハンターを選んで相談することもできますし、登録だけして希望の条件に合うオファー待つこともできます。

800〜2000万円の求人がかなり豊富なので、高年収のハイクラス企業を狙う方はぜひ一度登録してください!

メリット

  • 高年収の求人が豊富

デメリット

  • ベンチャー企業が少ない

キャリアカーバー公式サイトはコチラ

IT・Web・ゲーム業界が多い求人なら|Geekly

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、その中でもゲーム業界に非常に強いというのが特徴です。

実際に、IT・Web・ゲーム業界を専門とするマイナビクリエイターの求人数は2,000件程度であるのに対して、Geeklyは7,000件以上も求人を保有しています。

また、「1次面接確約サービス」というものがあります。これは、採用担当者が職務経歴書を見て、企業のニーズにマッチした希望者には、面接確約のスカウトが送られるというサービスです。

ギークリーでは登録して職務経歴書を人事が見るだけで、面接確約のオファーが来る可能性があるので、早く転職をしたい人はぜひ登録してみてください。

メリット

  • ゲーム業界の求人が強み

デメリット

  • 興味のない分野の求人を紹介されることも

ギークリー公式サイトはコチラ

まとめ

今回は、50代の転職について、転職が難しい理由と転職を成功させるポイント、おすすめの転職エージェントなど幅広くまとめました。最後にまとめると、

  • 50代の転職は比較的難しく、時間がかかり、年収が下がる場合もある
  • 家族の理解を得る
  • 転職活動開始より先に退職しない
  • 条件を絞る
  • 転職エージェントを活用する

転職はいつでも可能ですし、自分の希望する働き方を実現する上で、かなり重要です。

ただ、50代の転職は難易度が高くなっているので、しっかりと相談できる人を見つけながら、慎重に企業を選ぶようにしてください!

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