2021/12/15 コラム
40代で転職するときに知るべき注意点3つと、成功を勝ち取る6ステップ
「40代で転職したいけど、失敗したくない。」と思っていませんか?
40代の方は、今までのキャリアを生かした転職がしやすいので、年収アップに大きく期待を持つことができます。
ただ、40代の求職者に企業が求めていることを理解しないまま、転職活動をしてしまうと、思うように進まないことも…。
そこでこの記事では、40代が転職の成功するためにやっておくべきポイントと、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
40代で転職活動をする前に、知っておくべき3つの真実
まずは、40代で転職活動をする前に知っておくべき注意点を3つ解説したいと思います。
- 年齢が上がるごとに難易度もアップする
- 未経験業界への転職はかなり厳しい
- 即戦力を求められる
順番にくわしく解説していきますね。
注意点1.年齢が上がるごとに難易度もアップする
まず認識しておくべき注意点は、年齢が上がっていくごとに転職できる難易度もアップしていくということ。
出典:厚生労働省
上記の表を見てみると、20代や30代に比べて、40代になると入職者が減っていっていることがわかると思います。
「扱いづらい」と思われることも…
また、40代で転職をすると、採用や教育の担当者が「20代や30代で年下」ということも多いです。
そのため、担当者にとっては、「すこし扱いづらい…」と感じることもあるので、採用そのものが見送られることも。
きびしいですが、「40代で転職をする」ということは、なかなか難易度が高いということを知っておきましょう。
注意点2.未経験業界への転職はきびしい
次に知っておくべき注意点は、未経験業界への転職はきびしいということ。
理由はシンプルで、40代の方は企業から見ると、即戦力として働ける人材として見られてしまうから。
出典:マイナビ転職動向調査
実際にマイナビの調査を見ると、40代での転職は、20代に比べて15%以上も減っていることが分かります。
とはいえ、「未経験業界への転職に成功している」という方もいるので、転職活動の取り組み方によっては不可能ではないといえますね。
注意点3.即戦力を求められる
40代の転職は、「即戦力」を求められます。
会社が用意しているポジションは、基本的にその分野での専門性や、マネジメントスキルを求められるポジションです。
もし、異業種や未経験を取るのであれば、新卒を取った方が圧倒的にメリットがあります。
新卒の方が支払う給与も低いですし、今後の勤続年数も倍以上長いからです。
40代の部長クラスを採用するとなると、それなりの給与も発生します。また、それに見合うだけのスキルが求められます。
そのため、転職した先の会社に、どれだけの利益を及ぼせるかを考えて転職活動をしてください。
40代で転職を成功させる6つのステップ
ここまでの注意点を見て、40代の転職は難易度が高いものの、未経験業界への転職にもチャンスがあることがわかったと思います。
そこで次に、40代で「転職しよう!」と思った方が理想通りに転職を成功させるためのステップをご紹介していきますね。
STEP1.家族の理解を得る
40代ともなると、あなたの人生は自分ひとりのものではありません。中には結婚をし、子供がいる人もいるでしょう。
若いころは自分の力を試したい、やりたいことに挑戦したいと夢だけを追い続けることのできる環境だったかもしれません。
しかし、一家を支える立場となった今では、あなただけのことではなく、家族全体のことを考えなければなりません。
転職した先で十分な収入が得られるか、しっかり家族との時間を確保できるかなど、若いころに比べて考える要素は多いです。
そのため、まずは転職することをしっかりと家族に相談し、みんなから理解してもらう必要があります。
STEP2.転職先が決まるまでは退職しない
もしも、次の場所が決まっていないのであれば、退職はまだ待った方がいいです。
40代の転職は非常に難しいため、次の職場が見つからなかった時のリスクを考慮する必要があります。
実際、働きながら、次の職場を見つけることは時間的にも大変ではあります。
なので、転職活動を始める時は約6ヶ月弱くらいを目安に、長期戦で挑むことをおすすめします。
STEP3.徹底的に自己分析をする
40代で転職したい方が次に取り組むべきことは、徹底的な自己分析です。
40代の方は即戦力であることが求められるので、「経験」や「できること」を自分の言葉ではっきり伝えられるようにしておきましょう。
たとえば「営業部で6人のチームをマネジメントし、前年より売上を10%伸ばすことができた。」といった経験などです。
また「新しい会社で何をしたいか」という部分が整理されていなければ、40代での転職先選びが失敗し、取り返しのつかないことになってしまうことも。
そのため、40代の方は過去・現在・未来に対する自己分析をして、自分の経験やできること、これから何がしたいかをまとめておきましょう。
STEP4.企業・業界研究をする
40代での転職は、同業種や同職種への転職が一般的。なので、「業界に対する知識があって当然!」という目で見られます。
さらに業界の知識だけでなく、「応募先の企業がどのような戦略を取っていくべきなのか」というところまでアドバイスができるほど研究しておきましょう。
STEP5.面接対策を怠らない
面接においては、あなたのスキル、実績をいかに相手に伝えていくかをしっかり考える必要があります。
40代の転職者が面接を受けるときに見られる傾向は次の2つ。
- 即戦力になるか
- 他の社員と馴染めるか
採用担当者は上記2つのポイントを重視する傾向があるので、これら意識すれば、面接の通過率が大きくアップする可能性が高くなりますよ。
不安な方は、転職エージェントを活用し、正しい伝え方をマスターすることをおすすめします。
STEP6.転職エージェントに複数登録する
最後にやるべきことは、上記でお伝えした、転職エージェントに複数登録することです。
理由はシンプルで、登録しておくと完全無料で転職相談に乗ってくれますし、求人の紹介から面接のセッティング、給与交渉など、転職に必要なサポートをしてくれるから。
さらにそれぞれの転職エージェントには、そのエージェントでしか取り扱っていない「非公開求人」も存在しているんです。
非公開求人とは、転職サイトなどで非公開になっている求人情報で、この中にはあまり表に出したくない好条件の案件が多く含まれています。
また転職エージェントは、企業の選考を突破するためのノウハウを多く保有しているので、いくつか登録して参考にしておくことをおすすめします。
とりあえず登録しよう!40代におすすめの転職エージェント3選
それではここからは、とりあえず登録しておくべき30代におすすめの転職エージェントをくわしくご紹介していきますね。
(1)求人数No.1|リクルートエージェント
リクルートエージェントは、株式会社リクルートホールディングスが運営している転職エージェントです。
最大の特徴は、37万名の成功実績があるところ。その実績がノウハウとしてキャリアアドバイザーのサポートに活かされています。
また保有している非公開求人は、業界トップクラスの約10万件。金融・コンサルタント・経営幹部・営業・企画・事務・ITエンジニアなど、豊富なラインナップが揃っていますよ。
取り扱い求人数も実績もトップクラスのため、これから転職をするさいに、基本的な情報を集められます。
そのため、まずはリクルートエージェントに登録することをおすすめします。
メリット
・非公開求人数が多い
・「面接力向上セミナー」などのサポートもある
デメリット
・担当によってサービスの質に差がある
(2)サポートに定評がある|doda
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア株式会社が運営する国内最大級の転職エージェント。
20代、30代を中心に支持を得ていますが、ここも登録しておいて損はないエージェントです。
リクルートエージェントと併用することで、より多くの企業情報を収集することができます。
首都圏で転職を考えている40代にの求人にはもちろん強いですが、地方での求人も多いため、こちらも登録必須のエージェントといえますね。
また、専用ツールなどが豊富なので、業界の研究や面接対策をするときには非常に助かりますよ。
メリット
・求人の幅が広い
・定期的にメールをくれるなどサポートが丁寧
デメリット
・非公開求人は職歴が低いと紹介されない
doda公式サイト
(3)求人が探しやすい|マイナビ
マイナビは転職活動をしようと思っている40代の方に、ぜひ登録してもらいたい転職エージェント。
最大の特徴は、「職種」「エリア」「キーワード」から検索できる求人の探しやすさです。
求人数はリクルートエージェントと比べると少ないものの、良い求人を見つけるために、併用して使うことをおすすめします。
メリット
・求人が探しやすい
・履歴書などの添削をしてもらえる
デメリット
・求人数がすこし物足りない
マイナビ転職公式サイト
併用におすすめ!目的別におすすめ転職エージェント4選
ここまではまず登録すべき、定番の転職エージェントをご紹介してきました。
次に、上記のエージェントと併用におすすめの転職エージェントを目的別に4つご紹介していきたいと思います。
高収入を求めるなら|JACリクルートメント
ハイキャリア、高収入を求めているのであればJACリクルートメントに登録することをおすすめします。
このサービスは、ハイキャリア案件を多く持っているのが特徴で、43万人の支援実績があります。
多くの利用者が、こちらのサービスで年収アップを成功させている点などからしても、非常に信頼のおけるサービスといえます。
メリット
・40代におすすめの求人が多い
・高収入を見込める案件が豊富
デメリット
・ハイキャリアの人じゃないと案件が少ない
外資系に転職したいなら|エンワールド・ジャパン
外資系、グローバル系に転職を考えてる際におすすめなのが
エンワールド・ジャパンです。
最大の特徴は、年収800万円以上の求人が10,000件以上あるところ。なので、高年収を狙う方にもおすすめのエージェントなんです。
また、運営元のエン・ジャパンが「入社後活躍」というスローガンを掲げているため転職後のサポートまでしっかりしていますよ。
メリット
・外資系企業の募集が多い
・高収入を狙える求人も多い
デメリット
・求人数がすこし物足りない
ITエンジニア・クリエイターが多い求人なら|レバテックキャリア
IT・Web関係の転職を探しているのであれば、レバテックキャリアへの登録もしておきましょう。
キャリアアドバイザーもSEなどで働いていた経験のある人が多いため、他のエージェントにはない生の声を聞くことができるというメリットがあります。
エンジニアのような技術職の場合、転職市場の情報に加えて、専門的なITの知識も必要になってきます。
ITの知識と転職業界の知識を両方持ったコンサルタントが多いため、あなたのスキルをしっかりと理解したうえで求人を紹介してくれますよ。
メリット
・IT業界の求人が豊富にある
デメリット
・地方の求人は少ない
キャリアに自信があるなら|キャリアカーバー
管理職の求人を探している方に、おすすめの転職エージェントはキャリアカーバーです。
ヘッドハンターを選んで相談することもできますし、登録だけして好条件のスカウトも待つことだけもできます。
また、案件としても年収800万円以上の案件保有数が業界トップクラスなので、自分のスキルに自信がある方はぜひ登録してみましょう。
メリット
・高収入を狙える求人が豊富
デメリット
・ベンチャー企業の求人は少ない
まとめ
今回は40代での転職について、知っておくべき注意点や転職を成功させるステップなど、幅広くまとめました。
再度お伝えすると、
・40代の転職はきびしいができないことはない
・自己分析をして、面接対策を怠らない
・複数の転職エージェントに登録し、自分とマッチする企業を見つける
転職は人生の中でも重要なことなので、しっかり考えて企業を選ぶようにしてくださいね。
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