2021/12/16 コラム
転職の入社日はいつがベスト?面接時から入社日の行動までまるっと解説!
転職活動の面接で、「いつ入社出来ますか?」という質問は、中途採用では必ずされる質問です。
最初の段階というよりは、選考がある程度進んだ段階で聞かれることが多い質問です。
- 「面接のとき、いつから入社できると言えばいい?」
- 「実際に入社日はいつにしたらいい?」
と気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、転職において大事な、入社日について説明したいと思います。
ぜひ参考にしてください。
転職で入社するまでの日にちはどれくらいがベスト?
まずは、中途採用を行う企業が、いつ入社して欲しいのか、の前提を理解する必要があります。
結論からいうと、中途採用を行う企業の多くが「できるだけ早く入社して欲しい」という風に考えているんです。
中途採用の場合は、部署や役割が事前に決まっているので、欠員や事業拡大のための増員をしたい、と考えていることがほとんどですよ。
そのため、「できるだけ早く入社して欲しい」と考えているのが普通といえますね。
入社日が決められていることもある!
ただ、事前に入社日が決められている募集もあり、急募の募集だと、1ヶ月前後の入社を指定されたり、一部の経営層に近い役割への募集は、入社までに半年以上かかる場合もあります。
こういった一部の場合を除いて、中途採用は、遅くても3ヶ月以内の入社を求められることがほとんどですよ。
中途採用を募集している企業には、こういう入社日についての前提があるということを、事前に理解しておくことは大切です。
「いつ入社できますか?」の質問への回答!
前提を理解したところで、「いつ入社できますか?」の質問への回答の仕方について解説していきたいと思います。
これは、転職活動をしている人が、離職中なのか、現職中なのかによって変わってくるんです。
離職中の方の場合
まず、離職中の方は「できるだけ早く入社できることを伝える」のが良いです。
そうすることで、働く意欲を伝えることができます。
離職中であっても、1ヶ月後の入社は、問題なく受け入れてくれる企業がほとんどではあります。
また、離職中でも実際に入社できる日まで、少し空きがある場合は、どうして入社できる日が遅くなるのかの理由を、明確に伝えて、希望の入社のタイミングを伝えるようにしましょう。
続いて、現職中の転職者の場合について解説しますね。
現職中の転職者の場合
現職中でも、退職日がすでに決まっている場合は、退職後にすぐに入社できる、と伝えるのが最も良いでしょう。
ただし、まだ退職日が決まっていない方は、注意が必要です。
現職中で、退職日も決まっていないのに、すぐに入社できるという事を伝えられると、
「退職の際に、業務の引継ぎなどを丁寧に行わずに、現職の仕事に責任を持たず、最後まで仕事をやり遂げない人なのではないか?」
という印象をもたれる可能性があるからです。
現職中の人で、退職日が明確に決まっていない人は、今働いている企業で任されている仕事の引継ぎ期間を、1ヶ月程度みて、入社希望日を伝えるのが良いでしょう。
転職内定後の入社日交渉の注意点2つ
入社日は、基本的に内定後に企業と話して決めることとなります。
冒頭で、できるだけ早く入社できる事を伝えるのが良いとお伝えしましたが、ここでは、入社日を決めるときに、注意するべき2点についてご説明しますね。
注意点1.スケジュールに余裕を持たせる
中途採用を行っている企業に合わせて、早く入社できることを伝えることは大事です。
ただ、無茶なスケジュールを伝えてしまうと、後から入社日が延期になってしまい、転職先の会社から信用を失ってしまう恐れがあります。
なので、入社日のスケジュールは余裕を持って伝えることが大事ですよ。
現職中で、退職することを現職の会社にまだ伝えていない場合は、上司から強い引き留めにあったりするといった理由で、予定よりも、退職の時間がかかってしまうことがあるからです。
新しい職場が今の家から遠い場合は、転職に当たり、引越しをする必要がある事だってあります。
なので、例えば、在職中の仕事の引き継ぎに1ヶ月、あとは有給休暇を消化しながら転職の準備のために、2週間から1ヶ月はみるという様に、次の仕事の準備を出来る期間を設けるのが良いでしょう。
注意点2.早めに連絡を入れる
次に大事なことは、内定先に退職手続きについての報告をするということです。
内定を出されてから、入社日まで、1ヶ月から3ヶ月の期間が空くんです。
この期間に、中途採用を行う企業側では、新入社員に対しての研修や、業務の引継ぎをしたりと、転職者の入社に向けた準備をしていることがあります。
退職手続きを在籍中の会社と進めながら、出来る限り細かく、内定先に連絡することがオススメです。
企業側も退職日が確定した方が、事前の準備も進めやすくなります。
それだけでなく、内定から入社日の間に、連絡をしっかりすることで、
「この人はマメに必要な連絡を自分から取れるので、業務連絡もちゃんとする、しっかりとした人だな」
という印象を抱いてもらえる可能性があります。
このように、在職中の場合は退職手続きの状況を転職先の企業に共有の連絡をして、退職日が確定したら、必ず報告をするようにしましょう。
転職入社日にするべき2つの行動
ここまで、入社日までの準備について説明をしてきましたが、続いては、入社日にするべき2つの行動について解説していきたいと思います。
入社初日は、同僚や上司だったりと、初めて会う人がたくさんいますが、周りの人は、新入社員であるあなたのことは、全く知りません。
入社して、最初は緊張してなかなか初対面の人だらけの場所で上手く話せない人も多いと思います。
でも、入社日にしっかりと自分の顔と名前を覚えてもらい、職場の人から良い印象を与えることで、職場の人間関係を良好にスタートさせることが出来るのです。
入社日にとるべき行動1.簡潔にハキハキと挨拶する
ほとんどの企業では、既にいる会社のメンバーと新入社員が、お互いのことを知れるように、新入社員の自己紹介の時間が設けられます。
新しい職場では必ず挨拶をするタイミングがありますが、ここで簡潔にハキハキと挨拶をすることを心がけましょう。
他にも、入社日の挨拶で、絶対に心がけるべき項目を下記にまとめてあるので、参考にしてくださいね。
- 大きめの声で話す
- 名前は少しゆっくりと言う
- 笑顔と明るさを心がける
- 挨拶は自分からする
(例)
「お疲れ様です!本日からお世話になります、〇〇です!よろしくお願いします。
現在年齢は、◯歳です!
前職では、営業ではなく、接客業をやっていましたが、接客の経験をもっと活かしたいと思い、営業にチャレンジするため転職しました!
最初は分からないことだらけで、迷惑をおかけする場面もあるかと思いますが、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」
入社日に取るべき行動2.当日立ち会えなかった人にメールを送る
転職の挨拶は、一般的には、配属先で初日に行われます。
なので、基本的には社内の人へ改めて挨拶メールを送る必要はありません。
ただ、入社日当日に、立ち会えなかった同僚や上司がいたり、関連部署がある場合には、メールで簡単に挨拶メールを送るのも必要になります。
おかしい文面の挨拶メールを送ってしまったり、挨拶メールを送るのが遅れたり、送らないでいると、まだ仕事も始まっていないのに、
- 「この人は仕事が出来なさそう」
- 「決断力が弱く、仕事をするのが遅い人だな」
などと、マイナスな印象を抱かれてしまう可能性があります。
なので、挨拶メールについても、入社初日までに必ず準備をしておくようにしましょう。
実際に、社内の人への挨拶・自己紹介メールはどう言う内容にすればいいか、例文と合わせて解説します。
メールのタイトルは「入社のご挨拶」など、簡単なものにしましょう。
挨拶メールの本文に入れるべき項目は下記の通りです。
- 名前と前職は最低限入れる
- 親しみやすさを出したい場合は、出身地や趣味を入れる
- 仕事への意気込みを入れる
- 謙虚さを出す
ただし、他の部署の人とは、実際に会うことも少ないので、あまり自己アピールをすると不自然に受け取られる可能性があります。
なので、他部署への挨拶メールは、あくまでも「お知らせ」的なものと考えるのが良いでしょう。
【例文1】他の部署への挨拶メール
件名:入社のご挨拶
初めまして、本日営業部に配属されました、〇〇と申します。
以前は、4年間不動産業界の営業を担当しておりました。前職の経験を活かして、戦力になれるよう頑張りますので、よろしくお願い致します。
メールでの挨拶になり、恐れ入りますが、ご容赦ください。
【例文2】
件名:入社のご挨拶
本日よりお世話になります、〇〇です。
以前は、〇〇株式会社で、システム開発に従事しておりました。
趣味はスポーツ観戦で、週末に観戦に行くことが多いです。同じ趣味の方がいらしましたら、ぜひお声かけください!
1日でも早く、皆さんの役に立てるよう努力いたしますので、ご指導のほど、よろしくお願い致します。
まとめ
転職活動では、どうしても内定をもらうまでの、「内定前」に集中してしまいますが、本当の意味で転職を成功させるのは、単に内定をゲットすることではありません。
「内定後」に、会社との信頼関係を作ったり、職場での人間関係を良好にするための準備をすることが、転職後の生活を充実させてくれます。
ここまでの内容を参考にして、入社日の準備をしっかりとすることで、職場の同僚や上司からの第一印象を良くして、良いスタートを切って、転職後のキャリアを充実させましょう。
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