2023/02/14 メーカー
ニプロの転職難易度は高い?口コミや評判などを解説
ニプロ転職者の主なキャリアステップ
-
前職
小野薬品工業などの製薬会社
医療機器メーカー -
ニプロ株式会社に転職
ニプロの主な転職元・転職先
学歴主な学歴は、高校卒業や専門学校卒業、大学・大学院卒業など、幅広く在籍しており、学歴の幅は広くなっています。
前職ニプロ在籍者の主な職歴は、小野薬品工業などの製薬会社や医療機器メーカーが挙げられます。
ニプロは、「未来に向かって世界の人々の健康を支え、医療ニーズにこたえる商品・技術及び事業の創造改革を行い、社会に貢献し、自己実現を図る」を経営理念に掲げている医療機器・医薬品メーカーです。
最近では子会社を含め世界中で事業を拡大し業績を伸ばしており、医療現場で使用される医療機器や、薬局などで処方される医薬品の研究開発を行うなど、日本の医療現場を支えています。
また、2022年に中国における海外拠点を開設するなど、日本国内だけではなく、海外への事業展開にも積極的に取り組んでいる企業です。
この記事ではニプロへ転職を目指すうえで知っておきたい面接の内容や社員の口コミ・評価などを解説します。
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・大手の採用代行を行なっているので、マーケットに出てこない優良求人を多数保有
この記事でわかること
- ニプロの企業概要
- ニプロの転職ポイント
- ニプロの社風や企業文化
目次
ニプロに転職するポイント
ニプロの特徴
- ・医療機器や医薬品の開発販売を手掛ける日本の大手企業
- ・「地産地消」の考えに基づいた生産や販売網を築き、それらを世界に展開
- ・福利厚生が充実しており、休日出勤が続いた場合でも代休の取得率が高い
ニプロへ転職するポイント
- ・中途採用枠は比較的多い
- ・管理や法務などで求人募集
- ・日々変化する医療現場のニーズに柔軟に対応し、貢献できることが重要
ニプロの企業概要
会社名 | ニプロ株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 大阪府大阪市北区本庄西3丁目9番3号 |
社長 | 佐野 嘉彦 |
設立 | 1954年7月8日 |
株式 | 上場(東証プライム) |
株主構成 | 日本マスタートラスト信託銀行(12.07%) 日本電気硝子(9.99%) 日本カストディ銀行(5.52%) |
ニプロの売上
ニプロの売上推移
事業年度 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
---|---|---|---|
売上高 | 442,516百万円 | 455,559百万円 | 494,789百万円 |
経常利益 | 23,417百万円 | 26,269百万円 | 27,583百万円 |
ニプロの最新ニュース
ニプロの事業内容
ニプロは、日本を代表する医療機器・医薬品メーカーです。
注射や輸液関連、人工臓器関連など、数多くの医療機器を取り扱っており、医療現場のニーズに応えるため、業務内容問わず顧客との信頼関係を築きながら事業拡大を続けています。
主な事業として、下記の3事業を主軸に運営しています。
医療機器事業
世界有数の総合医療機器メーカーを目指し、医療プロセスの各段階、各治療分野向けに多様な製品を製造販売している事業です。
特に外科手術で用いられる機器は、国内外共に高い評価を獲得しています。
そんな医療機器事業では、医療機器の開発から販売、技術職までの幅広い部門で、求人募集を行っており、営業部門に関しては海外との取引もあるため、高い営業スキルと英語などの語学力も必要です。
医薬事業
医療現場の細やかなニーズに対応し、より効率的で安全なシステムを追求し続ける事業です。
医薬品に限らず、使用容器も会社独自に開発し、工夫を凝らした容器で提供しています。
医薬事業では、研究分野の異なる部署が多数存在し、安全な医薬品開発を目指した優秀な研究者を求めている傾向にあります。
また、医薬品を販売する営業職では、医療現場のスタッフと信頼関係を築くことが重要であるため、コミュニケーション能力や意欲が高い人材を必要としています。
ファーマパッケージング事業
世界の医療へ高機能な部材提供を目指し、部材の機能や品質を高める技術で医療現場を支えている事業です。
ガラスを中心にプラスチックやゴムなどの多様な素材を扱い、加工用の機械まで一貫して会社提供可能です。
部材を直接製造・研究する以外にも、材料の仕入れ業務を行う部署、製品管理や品質保証を行う部署など複数で求人募集されています。
製品管理・品質管理を行う際には、製造した部材をシステム通りの生産活動内で作られているか監視する必要があります。
責任が伴う業務が数多く発生することから、同様の業務内容を過去に経験した人材を求めています。
ニプロの募集要項
連結決算・海外子会社管理担当者
海外子会社や関係会社の全般的な財政管理、内部統制評価など管理業務を行うポジションです。
国内にとどまらず、海外での業務があるため、高い語学力が必要とされます。
また、内部統制評価は上場企業にとって信頼性を証明するものであり、これらを管理するため、責任感が問われる職種です。
- ・就労経験や財務関連の知識の保有
- ・海外駐在経験や高い語学力の保有
知的財産担当者
医薬関係の技術について、国内外の調査や出願、中間対応などを行うポジションです。
併せて、国内商標出願の書類作成や出願前調査、中間対応、問題処理業務、登録後の権利の管理など、幅広く業務を行います。
これらの業務には法律に関する知識や、特許証明書の翻訳など専門的な知識を必要とする場面があるため、これらに柔軟に対応できる知的財産関連資格が必要となる職種です。
- ・医薬品の特許実務経験
- ・商標の実務経験
国内法務・海外法務担当者
子会社を含む国内の法令対応や訴訟対応、内部通報対応を行うポジションです。
それらに加え、主要諸外国における関連法令などの調査や情報収集、海外規制対応や海外子会社対などを行い国内外で法務に関する幅広い業務も担います。
海外とのやり取りが発生するため、高い語学スキルはもちろんのこと、国内とは異なる海外の法律にも精通していることが求められる職種です。
- ・国内の法学部、または法科大学院卒業
- ・国内の法学部、または主要諸外国の法科大学院卒業
- ・企業法務部での実務経験
ニプロの転職難易度
ニプロの転職難易度は比較的高いです。
さまざまな部署で求人を行い、なかには社会人経験のみではなく、専門業界での経験や資格が求められます。
また、国内に限らず国外でも事業展開が行われているため、英語や中国語のような外国語知識が必要とされる可能性もあります。
ただし、部門によっては経験者歓迎や優遇といった求人の出し方をしているので、特別なスキルがなくても応募することが可能です。
ニプロへの転職を目指すなら、過去の経験に加えて今後の就業に対する明確な目標を設定するなど、徹底した対策が必要といえるでしょう。
ニプロが転職者に求める人物像
ニプロでは、さまざまな部門で経験者を求める傾向が強く、これまで培ってきた就業スキルを活かせるような人材を求めています。
また、日々変化する医療現場のニーズに柔軟に対応し、ニプロに貢献したいという熱い気持ちを持った人材も求めている傾向があります。
ニプロでは、「あなたの経験をニプロの力に」というメッセージを転職希望者に掲げていることもあり、1年を通して積極的な転職や中途入社希望者を受け入れている企業です。
面接では、求められているスキルをアピールできるように万全な準備をしてから臨むと良いでしょう。
ニプロの転職までの流れ
ニプロの選考フロー
エントリー・書類選考
一次~二次面接
想定選考官:人事担当・部署担当
想定内容:志望動機やこれまでの経験など、オーソドックスな質問をされます。
最終面接
想定選考官:人事担当・部署部長
想定内容:これまでの質問を再度深堀し、改めてマッチしている人材かを判断されます。
内定
ニプロの面接形式
面接は応募者1人に対し、面接官が複数人で行われます。
面接回数は基本的に2~3回ありますが、職種によって異なります。
1回あたりの時間は1時間前後です。
ニプロの面接内容
ニプロの面接は、志望動機やこれまでの経験など、オーソドックスな質問から進みます。
それ以外にも、「ニプロにどのようなイメージがあるか」や「ニプロのどんなところを魅力に感じるか」など、ニプロに関する質問をされる傾向があります。
これといった変わった質問をされることはありませんが、こちらの回答に対し、さらに深堀されることがあるため、入念な自己分析は必要不可欠です。
企業研究もしっかりと行い、万全な状態で面接に臨むようにしましょう。
ニプロの選考対策・口コミ
・公式サイトには比較的多くのポジションで求人募集している
・求人情報はDODAなどでも確認できる
・基本的な質問を中心に面接が進む
新聞は読んでいるかを聞かれました。新聞は読んでいませんでしたが、Webニュースは毎日チェックしており、最近の話題について話しました。
大学時代の成果について質問されました。10年くらい前のことだったのではっきりとしたことは覚えていませんが、アルバイトやサークル活動などに力を入れていたことを伝えました。
基本的な質問が多かったです。終始和やかな雰囲気で癖のある質問はされなかったので、リラックスして臨むことができました。
ニプロについてどんなイメージがあるかを聞かれました。企業研究から得た情報を加味し、私なりのイメージを伝えました。
志望動機や転職理由など、一般的な質問が多かったです。しかし、こちらの回答に対し、「それをなぜ?」と深堀されたため、矛盾がないように一貫性のある回答を用意しておいたほうが良いかもしれません。
ニプロで働いている方の評判・口コミ
時期や担当業務内容によって休日出勤することもあるが、週休2日と設定されているため、ほとんどの社員が代休を取得しています。そのため、家庭を持っている社員やお子さんがいる社員にとっては良い福利厚生なのではと感じます。
女性の就業率が低い環境ではありますが、男性社員との扱いはほぼ平等であり、これまで自分が培ってきた研究技術を存分に生かすことができます。また、ライフプランを考慮してくれる上司がほとんどなので、家庭とのバランスを上手く保ちながら業務を進めることが可能です。
業界全体の給与水準が高く、競合他社と比べると低く感じますが、残業代は毎月きちんと受け取ることができます。また、賞与も毎年支給されているため、安定的に働くことができるでしょう。
口コミの要約ニプロの口コミを見てみると、休日出勤となっても代休を取得することができ、そのほかの福利厚生も充実しているということが伝わってきます。また、男女差別はなく、女性でも活躍できる環境があるということが伺えます。
ニプロの年収・給与
年収 | 658万円 |
---|---|
ボーナスの有無 | 年3回 |
昇給制度 | 年1回 |
残業手当 | 有り |
固定残業手当 | 記載なし |
通勤手当 | 有り |
住宅手当 | 有り |
福利厚生 | 寮・社宅、社員持株会制度、育児・介護勤務(休職)制度など |
ニプロでの転職者の出世難易度
ニプロの出世難易度は中程度です。
年功序列で出世していく傾向が強いため、勤続年数が長ければほぼ確実に昇格できます。
しかし、部署によっては実力に伴った昇格もあり、特に営業職では取引先の医療現場のニーズに細かく対応することで信頼を得ることができます。
それによって営業成績が上がり、若いうちから課長・部長として活躍することも可能です。
また、ニプロはこれまでの就業経験を生かせる人材を求めているため、中途入社だからといって出世や昇給が不利になるとはなく、これまでのスキルを活かして就業することが評価につながるでしょう。
役職ごとの平均年収
弊社独自調査結果
20代後半 | なし | 500万円 |
---|---|---|
30代前半 | 主任 | 600万円 |
30代中盤 | 主任 | 700万円 |
30代後半 | なし | 700万円 |
40代前半 | なし | 900万円 |
40代後半 | なし | 900万円 |
50代前半 | 部長 | 1,000万円 |
50代後半 | なし | 900万円 |
ニプロはどんな人が働いている?
ニプロの従業員数
4252名(単独)
36,259名(連結)
ニプロの平均年齢
40.7歳
ニプロの平均勤続年数
13.1年
ニプロの社風
ニプロは、医療機器メーカーとして社会貢献したいという会社の考えが浸透している企業です。
そのため、意欲のある方にとってチャレンジしやすい環境あります。
また、創業から現在に至るまで何度か買収や社内吸収があったことに加え、最近ではグローバル展開を進めていることで多種多様な考え方を持つ社員が在籍しています。
それらに対し、それぞれの考えを否定する風潮はなく、全体的にバランスがとれている企業です。
自発的に行動し、積極的にチャレンジしたいと考えている方には、向いている企業といえるでしょう。
ニプロのワークライフバランス
副業可否 | 不可 |
---|---|
勤務時間 | 9:00~17:45 |
休日 | 週休完全二日制 |
その他の休日・休暇 | 介護休暇、年末年始休暇、慶弔休暇など |
平均残業時間 | 月30時間前後 |
フレックス制度 | 有り |
リモートワーク | 有り |
産休・育休制度 | 有り |
時短勤務 | 有り |
ニプロの社長
佐野 嘉彦
1945年生まれ。
大阪市立大学工学部卒業後、日本硝子繊維株式会社(現・日本板硝子株式会社)に入社。
1975年にニプロ株式会社に入社し、1993年取締役営業副本部長に昇格。
2000年に取締役営業本部長に、翌年には取締役国内事業部副事業部長に就任。
2012年より、代表取締役社長を務めている。
主に海外事業の強化を推進した人物。
ニプロ現職、OB/OGの有名人
佐野 實
1926年生まれ。
東海化学専門学校(現、東海大学)卒業後、ニプロ株式会社の前身となる日本硝子商事株式会社を設立。
その後、医療機器や医薬品部門へ進出し事業拡大、1992年に東証一部上場を果たした。
さらには、日中経済協会の常務理事を務めるなど、幅広く活躍した人物。
ニプロの転職に関わるQ&A
ニプロは積極的に中途採用を行い、就業に関して意欲の高い人が集まる印象が強いですが、実際にはそうでない方も少なからずいます。
しかし、中途採用であっても責任ある仕事を任せてもらうことができるので、やりがいを感じるという声も多く挙げられます。
所属部署によって入社後の対応や教育方針は異なりますが、会社全体を通して入社後に悪い印象を持つ社員は少ないです。
産休や育休制度が整っていること、完全週休2日制であることを踏まえ、家庭と仕事の両立が可能な職場だという声が多くあります。
場合によっては休日出勤が必要ですが、代休の取得率が高いため、家族との時間をしっかり確保することが可能です。
また、年末年始休暇や夏季休暇としてまとまった休暇が取れるので、家族と旅行などの計画も立てやすくなっています。
ニプロへ転職する方法
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