2022/10/20 コンサルティング
GCAへの転職は難しい?口コミや面接内容を徹底調査
GCA転職者の主なキャリアステップ
-
GCA株式会社に転職
-
次の転職先
PwCコンサルティングなどのコンサルファーム
BNPパリバ、ゴールドマンサックス、シティグループなどの外資系証券会社
GCAの主な転職元・転職先
学歴主な学歴は、大学卒業や大学院卒業などが在籍しており、大学は国立大学や早慶MARCHといった有名私立大学の割合が高く、海外大学出身者もいます。
次の転職先GCAからの転職先として、PwCコンサルティングなどのコンサルファーム、BNPパリバやゴールドマンサックス、シティグループなどの外資系証券会社へ転職しています。
GCAは、日本と米国、欧州を中心にM&Aアドバイザリー業務を展開していることで有名なブティック型投資銀行です。
三井不動産による東京ドームの買収や日本タバコ産業による飲料事業の譲渡など、これまで数々の大型案件を手掛けてきた一流のアドバイザリーファームであり、近年では欧州やイスラエルなど、海外進出も積極的に展開しています。
今回はGCAへの転職を検討している人に向けて、GCAの面接の傾向や対策のポイント、社員の口コミなどを徹底的に紹介します。
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・大手の採用代行を行なっているので、マーケットに出てこない優良求人を多数保有
この記事でわかること
- GCAの企業概要
- GCAの転職ポイント
- GCAの社風や企業文化
目次
GCAに転職するポイント
GCAの特徴
POINT
- ・日本や米国、欧州で事業展開するアドバイザリーファーム
- ・国内外を問わず、これまでに携わった大型のM&A案件は多数
- ・社員の総合満足度ランキングは上位1%にランクインする優良企業
GCAへ転職するポイント
POINT
- ・中途採用枠は比較的少ない
- ・アドバイザーやコンサルタントなどで求人募集
- ・誠実性や責任感を持ち、思いやりをもって業務を遂行できることが重要
GCAの企業概要
会社名 | GCA株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内30階 |
社長 | 渡辺 章博 |
設立 | 2008年3月 |
株式 | 上場(東証1部) |
株主構成 | AGCAHOLDINGSLIMITED(21.79%) 渡辺章博(8.62%) MLPFSCUSTODYACCOUNT(6.92%) |
GCAの売上
GCAの売上推移
事業年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
---|---|---|---|
売上収益 | 26,690百万円 | 23,719百万円 | 21,901百万円 |
税引前利益 | 2,439百万円 | 2,313百万円 | 864百万円 |
GCAの最新ニュース
GCAの事業内容
GCAは、日本や米国、欧州などを中心にM&Aアドバイザリー業務を展開しているアドバイザリーファームです。
主に、東京ドームの買収や日本タバコ産業による飲料事業の譲渡など、数々の大型案件を手掛けており、上場企業非上場企業問わず、企業のM&A案件に携わってきています。
GCAは、各業界から専門的なスキルや知識を持つ人材を集約しているため、各分野の専門的な知識をコンサルタントにつなげられるという強みを持っています。
また、企業の経営に影響を与えるような技術革新や国内外の企業の動向などを徹底的に調査することで、効果的なM&A戦略の立案が可能となっている企業です。
今後も、海外への事業展開を推進し、国内外ともに大型拠点の形成を目指しています。
GCAの募集要項
M&Aファイナンシャルアドバイザー
M&A案件の根幹に関わるアドバイスを主に、金融的な側面から担当するポジションです。GCAの手掛ける案件には大型案件も含まれるため、非常にやりがいを感じることが可能です。
実績次第では年収1000万〜2000万を狙うことも可能で、待遇面での評判も上々な職種です。
必須な経験・スキル
- ・3年以上のファイナンシャルアドバイザリーや会計、税務などに関する実務経験
戦略コンサルタント
GCA内で結成される戦略コンサルタントチームの一員として、M&Aの立案から遂行までに必要なプロセスを包括的に担当するポジションです。
成長戦略やPMI支援も担当するため、幅広い視野を持って業務にあたることが求められます。
実績次第では高年収を狙うことのできる、高待遇な職種です。
必須な経験・スキル
- ・3年以上の経営や戦略コンサルティング業務などの実務経験
GCAの転職難易度
GCAの転職難易度は中程度です。
GCAは以前のベンチャー気質を受け継いでいる企業であり、数年ほど前までは、中途社員の即戦力となる人材を積極的に採用して事業を拡大しようという方針がありました。
しかし、近年は急激に人員拡大をした反動で採用が頭打ちになっており、以前ほど中途採用に積極的ではありません。
GCAはコンサル業界から人気の高い企業のため、倍率は高くなっていることが予想されます。
ただ、多くの転職者がGCAで活躍していることも事実であり、しっかりと面接対策を行えば、決して採用を勝ち取ることは不可能ではありません。
GCAへ転職するには、徹底した面接対策が欠かせないといえるでしょう。
GCAが転職者に求める人物像
GCAは、「For Client’s Best Interest」を経営理念に掲げており、どの金融機関にも属さない独立したアドバイザリーファームとして、独自のポジションを確立している企業です。
その結果、顧客第一主義を貫いており、社内にもそのような精神が浸透しているため、顧客第一主義に共感できる人材を求めています。
また、リピートクライアントを大切にし、「クライアントへの誠実性や責任感」や「思いやりとお互いの尊敬や信頼」に富んだ人材も求めている傾向があります。
面接では、これらをアピールできるエピソードを複数用意し、万全な状態で臨むましょう。
GCAの転職までの流れ
GCAの選考フロー
エントリー・書類選考
一次~二次面接
想定選考官:人事
想定内容:志望動機やこれまでの経験など、一般的な質問をされます。
最終面接
想定選考官:役員
想定内容:これまでの質問を再度深堀し、改めてマッチしている人材かを判断されます。
内定
GCAの面接形式
面接は基本的に1対1で行われます。
面接回数は2回ですが、職種によって異なります。
1回あたりの時間は30分程度で、平均的な長さです。
GCAの面接内容
GCAの面接は、志望動機やこれまでの経験など、一般的な質問から進みます。
それ以外にも、「M&Aコンサルタントの最も大切なことは何か」や「業務上で大切にしていることは?」といった仕事に関する質問もされます。
これといった変わった質問をされることはありませんが、こちらの回答に対して「それはなぜ?」と深堀されることがあるため、自己分析をしっかりと行っておくことが肝心です。
面接の雰囲気は、面接官によって異なり、圧迫面接気味な場合もあります。
変に緊張せず、自分らしく面接に臨むと良いでしょう。
GCAで働いている方の評判・口コミ
10年ほど前のベンチャー気質を今にも受け継いでいるような社風があります。携わることのできる案件はどれも魅力的なものが多く、コンサルティング業務の実務経験を積むことが可能です。
業務の特性上、深夜にわたる長時間残業が多くなっています。近年は働き方改革の波を受け、その現状を是正しようという取り組みも行われていますが、いまだ改革途上です。休日出勤なども未だ多く、ワークライフバランス重視型の人にはおすすめできませんが、給与はしっかりともらえるため、その点では報われています。
バンカーは全部で100人程度いますが、そのなかで女性は7〜8人程度しかいません。激務となることが多いため、家庭がある方には難しいかもしれません。しかし、キャリア形成に意欲のある女性には、働きやすい環境があり、成長できる機会が非常に恵まれているといえます。
口コミの要約GCAの口コミを見てみると、携われる案件は魅力的なものが多く、実務経験を積むことができるということが伝わってきます。また、ワークライフバランスはそれほど良くはありませんが、働いた分はしっかりと支給され、成長できる機会が多くあるということが伺えます。
GCAの年収・給与
年収 | 2,213万円 |
---|---|
ボーナスの有無 | 年1回 |
昇給制度 | 年1回 |
残業手当 | 有り |
固定残業手当 | 記載なし |
通勤手当 | 有り |
住宅手当 | 記載なし |
福利厚生 | 長期所得補償保険、医療保険、団体定期保険、スポーツクラブなど |
GCAでの転職者の出世難易度
GCAでの出世難易度は比較的高いです。
GCAは数年ほど前まで、急速に人員を拡大していましたが、現在ではその反動で社員の出世が頭打ちになり、あまりポストが空いていない状況となっています。
また、在籍している社員は、実績を挙げている優秀な方が多く、そのなかで頭ひとつ抜けるためには高い能力が求められます。
そのため、GCAでの出世を目指すなら、金融に関する知識と社会情勢全体に関する幅広い教養は必要不可欠といえるでしょう。
役職ごとの平均年収
弊社独自調査結果
20代後半 | なし | 900万円 |
---|---|---|
30代前半 | なし | 1,100万円 |
30代中盤 | なし | 1,100万円 |
30代後半 | なし | 1,300万円 |
40代前半 | エグゼクティブディレクター | 1,700万円 |
40代後半 | なし | 1,700万円 |
50代前半 | ディレクター | 2,500万円 |
GCAはどんな人が働いている?
GCAの従業員数
503名
GCAの平均年齢
38.1歳
GCAの平均勤続年数
5.5年
GCAの社風
2008年の設立以来、急速な発展を遂げてきたGCAは、当時のベンチャー気質を受け継いでいる社員が多く、現在でも自由闊達な風土がある企業です。
人間関係は非常にフラットで、ボトムアップで意見を上まで届けることも可能であり、年齢に関わらず、発言しやすい文化があります。
また、企業として顧客第一主義が浸透しているのもGCAの特徴の一つです。
経営理念として掲げている「For Client’s Best Interest」を徹底的に意識して仕事に臨む雰囲気があります。
アドバイザリーファームのプロフェッショナル集団としては、比較的アットホームな風土があるといえるでしょう。
GCAのワークライフバランス
副業可否 | 不可 |
---|---|
勤務時間 | 9:00〜18:00 |
休日 | 土日祝日(完全週休二日制) |
その他の休日・休暇 | 年末年始休暇、年次有給休暇、介護休暇制度など |
平均残業時間 | 月81.9時間 |
フレックス制度 | 有り |
リモートワーク | 記載なし |
産休・育休制度 | 有り |
時短勤務 | 有り |
GCAの社長
渡辺 章博
1959年生まれ、東京都出身。
中央大学在学中に公認会計士第二次試験に合格し、平和共同会計事務所へ入所。
1982年にPeat Marwickニューヨークに入社。
1985年に米国の公認会計士試験に合格し、2004年にGCAの創業。
2008年より、GCAサヴィアングループ(現・GCA株式会社)の代表取締役を務めている。
GCA現職、OB/OGの有名人
ポール 与那嶺(Paul Yonamine)
1957年生まれ、GCAの元取締役会長。
サンフランシスコ大学経済学部卒業後、ピート・マーウィック・ミッチェル会計事務所へ入所。
1983年にカリフォルニア州の公認会計士登録。
1999年より、KPMGコンサルティング代表取締役社長。
日本IBM代表取締役社長執行役員を経て、2017年にGCAの取締役会長に就任。
GCAの転職に関わるQ&A
業務の特性上、深夜にわたる残業や休日出勤なども多く、女性社員数はそれほど多くはないのが現状です。
最近では残業時間を減らそうという取り組みも行われていますが、それでも月の平均残業時間はほかの企業を上回っています。
一方、社員全体の1割近くの女性が活躍していることも事実であり、今後は働きやすい企業風土が形成していけるかが課題です。
GCAは年俸制を採用しています。
基本的にはその年の業績に応じて年収が定まる仕組みとなっていますが、ある程度まではどの社員もほとんど同額の給与です。
入社時の経験やスキルにもよりますが、具体的には入社直後でおよそ700〜1,200万円前後、入社後10年目でディレクター程度まで出世すると年収2,000万円前後です。
GCAへ転職する方法
まずは公式採用HPで概要をチェック
GCAの公式サイトにある採用情報ページから応募できます。
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ただし、募集要項の内容はざっくりとしか書かれておらず、不透明な部分も少なくありません。
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また、在籍しているコンサルタントは、各業界に特化した外国人であり、コンサルタントとのコミュニケーションが難しい場合、英語力必須なGCAへの転職は厳しいといえます。
その反面、ビジネスレベルの英語力を持っている方にとっては、非常に有効的な転職エージェントでしょう。
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