日立製作所の転職難易度は?面接内容や口コミ評判を徹底調査

日立転職者の主なキャリアステップ

• 前職

  新卒中心

• 日立製作所株式会社に転職
• 次の転職先

  パナソニックやルネサスエレクトロニクスなどの大手国内電機メーカー
  アクセンチュアやデロイト、PwCなどのコンサルファーム

日立製作所の主な転職元・転職先

日立製作所は、東京丸の内に本社を構える、世界有数の電気メーカー「日立グループ」の中核企業です。
1910年に国産初の5馬力誘導電動機（モーター）を完成させ、現在はインフラ事業のほか、デジタルソリューションをグローバルに提供しています。
また、2023年に医薬品の効果や有害事象に影響を与えるバイオマーカーを探索するAI解析サービスをサブスクリプション型で提供を開始するなど、幅広く手掛けている企業です。
そんな日立製作所は、福利厚生や補助の充実、産休・育休制度といった女性にも働きやすい制度などが整っており、ライフワークバランスや安定した収入と福利厚生を期待できるため、非常に人気の高い企業です。
この記事では、日立製作所への転職を目指すうえで押さえておきたい転職難易度や事業内容などを解説します。

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この記事でわかること

• 日立製作所の企業概要
• 日立製作所の転職ポイント
• 日立製作所の社風や企業文化

日立製作所に転職する際のポイント

日立製作所の特徴

日立製作所へ転職するポイント

日立製作所の企業概要

会社名	株式会社日立製作所
本社所在地	東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
社長	小島 啓二
設立	1920年2月1日
株式	上場（東証プライム）
株主構成	日本マスタートラスト信託銀行（18.96%） 日本カストディ銀行（6.99%） ステート･ストリート･バンク&トラスト505223（2.36%）

日立製作所の売上

日立製作所の売上推移

事業年度	2019年度	2020年度	2021年度
売上収益	8,767,263百万円	8,729,196百万円	10,264,602百万円
継続事業税引前当期利益	180,268百万円	844,443百万円	839,333百万円

日立製作所の最新ニュース

日立製作所の事業内容

日立製作所は、顧客の3つの価値「社会価値の向上」「環境価値の向上」「経済価値の向上」を目標に事業を図っています。

IT領域

日立のIoTプラットフォーム「Lumada」等を活用して、日立グループのデジタルトランスフォーメーションを推進し、事業経営への貢献を目指しています。
それにより、経営情報の見える化やIoT活用による生産性向上、AI・RPA活用による業務効率向上、Big Data分析による新しいサービスの創造など、事業にイノベーションを起こすことが期待されています。

インダストリー領域

国内外において、ポンプ・海水淡水化装置の納入、持続的な運営を支援するため現地のオペレーターに装置の継続的な運転指導や技術サポートを行うなど、上下水道インフラ、海水淡水化技術による安全・安心な水環境を提供し、社会価値・環境価値の創出に貢献しています。

モビリティ領域

新幹線などの車両の製造をはじめ、信号、運行管理などの各種システム、情報サービスなど、鉄道に関わる全ての事業を展開しています。
2005年には、日本の車両メーカーとしてはじめての欧州向け鉄道車両、英国初の高速列車専用線を走る車両の製造を受注しました。
その業績が認められ、2012年にはロンドンと主要都市を結ぶ都市間高速鉄道計画の車両製造・保守を一括で受注しています。

ライフ領域

電子カルテシステムをはじめとする医療データのクラウド管理システムや健診機関のサポートシステムを提供しています。
そのほかにも、MRI・CTといった医用画像診断システムや粒子線治療システム、臨床検査情報管理の自動化など、医療分野の広い領域でヘルスケアサービスの構築と医療の発展に貢献しています。

エネルギー領域

原子力分野では、従来までの原子力発電システムの製造と管理に加え、福島第一原子力発電所関連の廃炉・除染に向けた技術開発やサービスを提供しています。
また、核燃料取出しを行う遠隔操作ロボットの開発など、開発原子力発電所の安全性向上に向けたソリューションを提供しています。
そのほかにも、エネルギー流通システムや水力発電、発電ソリューションの3つの分野において、国内外のエネルギー供給システムの構築に貢献している領域です。

日立製作所の募集要項

システム開発リーダー

システム導入や業務アプリケーション開発プロジェクト全体の管理を行うポジションです。
具体的には、システム構築やアプリケーション開発における品質・コスト・スケジュールの計画や管理、実行、顧客折衝や日立グループ内の各種調整を行います。

DXシステムエンジニア

上流工程として、企業構想策定やIT構想策定の実施を行うポジションです。
また、システム化計画のプランニングやシステム化計画から要件定義工程の推進、要件定義を踏まえDXプロジェクト構築推進なども行います。

アーキテクト設計

顧客の次期インターネットトレードシステムに関わるプロジェクトの企画や提案、設計開発を担当するポジションです。
具体的には、組織内のメンバーの進捗や品質管理、収支・資産の管理を行う業務、次期インターネットトレードシステムに求められるシステム要件を顧客と検討を行います。

日立製作所への転職難易度は？

日立製作所の難易度は比較的高いです。
日立製作所では、高いスキルと経験が要求される傾向にあり、部署や職種によっては過去に大規模プロジェクトにて開発を担っていた経験が求められる場合もあります。
また、最近ではグローバル化にも力を入れており、幹部も外国人を積極的に登用しているため、英語などが話せることやグローバルに働くことができる人材が求められています。
どの事業所や職種に応募するかによって求められるスキルは異なるため、自分自身のスキルセットとのマッチングはしっかりと事前に確認することが必要です。

日立製作所の転職はどんな方が受かりやすい？

日立製作所が積極的に採用するのは以下のような人材です。
・事業の課題を見つけ出し、それに対するソリューションを組み立て、新たなビジネスを創り出していける人材
・技術だけでなく、グローバルなコミュニケーション力も発揮して、多方面と協働でビジネスを展開出来る人材
・前職で培った単体のスキルを日立製作所でどのように生かし、発展させていきたいのかという点を明確にできる人材

日立製作所が転職者に求める人物像

創業以来「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念が受け継がれています。社会の課題を解決し、社会の発展に貢献していくという姿勢こそが、日立製作所のミッションです。日立製作所には、グローバルで社会課題の解決に取り組むことができる幅広いフィールドがあります。めまぐるしく変化する世界において、新たな価値を創出し、社会に貢献する日立であり続けるために、そして、この先も世界中のお客さまから信頼される「IoT時代のイノベーションパートナー」として、働ける人材を求めています。

日立製作所の転職までの流れ

日立製作所の選考フロー

エントリー・書類選考

一次～二次面接

想定面接官：課長・部長・人事
想定内容：前職の経験や志望動機などの基本的な質問に加え、大学での研究成果や前職での具体的な成果を聞かれます。

最終面接

想定面接官：課長・部長・人事・役員
想定内容：これまでの質問に加え、グローバル視点で働ける人材かどうかを問う質問がされます。

内定

日立製作所の面接形式

ほとんどの場合、人事担当者と現場社員の2名による面接が行われます。
面接回数は2～3回程度であり、職種によっては全ての面接が1日で終わる場合があります。

日立製作所の面接内容

日立製作所の面接では、顧客をヒアリングしてソリューションの提案ができる「コミュニケーション能力」、最後まで仕事に責任を持ってやり抜く力、新しいことへ挑戦できる「行動力」などの要素を持っている人材かどうかを確認されます。
そのほかにも、「これまでで一番苦労したことは？」や「ストレスの多い仕事に対応できるか」といったストレス耐性などを問うような質問もされます。
そのため、企業理念や方針に対する理解を深めておくことが何よりも大切です。
また、日立製作所はグローバル企業を目指しているため、英語力をアピールすると採用確率がより向上するでしょう。

日立製作所の選考対策・口コミ

日立製作所で働いている方の評判・口コミ

日立製作所の年収・給与は？

年収	896万円
ボーナスの有無	年2回
昇給制度	年1回
残業手当	有り
固定残業手当	有り
通勤手当	有り
住宅手当	有り
福利厚生	住宅支援、育児施設利用費補助、社宅制度など

日立製作所での転職者の出世難易度

日立製作所は実力主義を徹底しており、優秀な人材に優先して大きい仕事が回ってくる傾向があります。したがって新卒・中途関係なくキャリアアップのチャンスがあると言えます。

業務の効率化や立案はポジティブに受け取られやすく、自分のアピール次第でチームリーダーとして経験を積むことができる会社です。人材育成・教育にも力を入れており、頑張り次第では海外留学のチャンスも狙えます。

事業領域は広い一方で、入社後、事業部を跨ぐような異動の機会は少ないため、応募前に自分のキャリア設計との照らし合わせが重要になります。

役職ごとの平均年収

弊社独自調査結果

20代前半	なし	500万円
20代中盤	なし	600万円
20代後半	なし	700万円
30代前半	係長	800万円
30代中盤	課長代理	800万円
30代後半	課長	1000万円
40代前半	部長代理	1200万円
50代前半	担当部長	1300万円

日立製作所ではどんな人が働いている？

日立製作所の従業員数

29,485名（単独）
368,247名（連結）

日立製作所の平均年齢

42.7歳

日立製作所の平均勤続年数

19.3年

日立製作所の社風

日立製作所は、年功序列でありながらも温厚な社員が多く、日本企業らしい雰囲気がある企業です。
一方で、長く勤務すれば順調に給与が上がっていき、福利厚生が非常に充実しているといったメリットもあり、大企業で安定した働き方を望む方にとっては魅力のある会社といえます。
平均年齢は42.7歳と比較的高く、職場の雰囲気や男女比は部署によって大きく異なる傾向があります。
研究職の部署に関しては、ライフワークバランスや福利厚生の面で特に満足度が高いとの声がありました。

日立製作所のワークライフバランス

副業可否	有り
勤務時間	8:50～17:20（職種による）
休日	土日祝日（週休二日制）
その他の休日・休暇	夏季休暇、年末年始休暇、GW休暇、慶弔休暇、リフレッシュ休暇など
平均残業時間	月40時間程度
フレックス制度	有り
リモートワーク	有り
産休・育休制度	有り
時短勤務	有り

日立製作所の社長

小島 啓二

1982年に日立製作所へ入社。
2011年に研究開発本部日立研究所長に就任。
翌年、執行役常務に就任。
2016年に執行役専務に就任。
その後も、代表執行役 執行役副社長や代表執行役 執行役社長兼COO兼取締役を歴任。
2022年より、取締役 代表執行役 執行役社長兼CEOを務めている。

日立製作所現職、OB/OGの有名人

東原 敏昭

1977年に日立製作所へ入社。
2006年に情報・通信グループCOO、翌年には執行役常務に就任。
2008年にHitachi Power Europe GmbHプレジデントに就任。
その後も、日立プラントテクノロジーの代表取締役 取締役社長や日立製作所の執行役常務、執行役専務などを歴任。
2016年に代表執行役 執行役社長兼CEO兼取締役に就任し、2022年より取締役会長 代表執行役を務めている。

日立製作所の転職に関わるQ&A

日立製作所へ転職する方法

まずは公式採用HPで概要をチェック

日立製作所の経験者採用ページでは、採用計画や事業領域、日立グループの歴史など、採用に必要な情報を一通り確認することができます。
特に日立グループの歴史は書類作成や面接対策において重要な内容が記載されているため、エージェントを介して転職する場合でも必ず確認することをおすすめします。
ただし、各職種の募集要項には必須となるスキルや、業務内容が簡単にまとめられているだけなので、詳しい内容を知りたい場合には転職サイトや転職エージェントの利用をおすすめします。

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